中央区ユネスコ協会
設立趣意
私たちは、東京都中央区に、UNESCO憲章の理念を踏まえ、民間ボランティア精神 にのっとり、地域および世界における社会的課題の解決を目指し、世界の平和と社 会づくりに貢献する「中央ユネスコ協会(仮称)」を設立いたします。
戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に、平和のとりでを築 かなければならないユネスコ憲章前文より「平和を希求する強い願望、そして志ある者が集えば、一隅を照らし得る」70 年 前、仙台ユネスコ協会創設に掲げられた理念に感銘を受けた私たちは、民間ボランティア活動の可能性を大きく広げてゆく所存です。 当会は、都内でもユネスコ協会が不在となっている中央区に設置し、日本でも象徴的でもあるその地域は江戸時代から繋がる歴史・生活文化・芸術の拠点を持つ土 地柄でもあり、また観光名所に訪れる国際人流の盛んな国際的な地域でもあります。 銀座・日本橋・築地・人形町などこの地域は、日本を深く感じ経験することができる場所であり、また、芸芸術を育み、発信すること、さらに子供達の学び舎が多くあり、日本だけではなく未来への展望を生み出してきたところでもあります。 しかしながら、経済化が進んでいるものの、次世代へ向けたUNESCO理念の起草や実践が薄くなっています。 そのことから、日本の古き良き文化や、育まれた生活様式、老舗の仕事など、世界一の人口を誇った江戸時代から続く「共住」「持ちつもたれつ」「いらないものは ない」という精神を礎に、これからの70年後(発足から70年さらに70年の未来へ)を考え普及・活動などの行動をすることで、SDGsの参与になると考え、貢献して参ります。 また、Tcatをはじめ銀座など、海外への発信や交流拠点となる地区でもあり、その利点を生かし、国内外の子供達や教育拠点と、周辺地域との連携による国際交流 ボランティアを行なって参ります。 会員の特徴として、国際的な繋がりが多い会員構成でもあることから、ユネスコ憲章が目指す「平和のための文化の認知と人のつながりによる国際的相互理解や扶助」の実践活動では4つの課題として活動いたします。 1)大使館を通じた各国との知識や人の交流「国際交流」 2)大学・学校のためのユネスコ理念の啓蒙活動と実践を行うための「ユネスコスクール」参加促進 3)平和のための文化・芸術による人的交流や活動「平和の為の文化芸術活動」 4)歴史背景から未来志向まで繋がる日本の「文化遺産と創造産業を融合」したイノベーションによる地域環境づくり 4分野の活動を通じて、私達が子や孫たちに繋げ世界の平和のためのボランティア活動を行うことが、最重要課題です。 銀座・日本橋・築地という東京都中央区の歴史・文化・産業のある地の利を生か し、大使館を通じた各国との交流、大学・学校教育機関への交流補助、音楽・絵画・芸能などの文化交流、地域の文化遺産を活用することにより、会員や地域住民へのUNESCO理念の啓蒙と参加促進を目指します。 これらの4つの活動目標を具現化するため、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟にご指導を仰ぎ、次の若い世代が慈善活動への参画するための場を提供していきた いと思います。 設立趣意書の趣旨にご賛同戴き、発起人として、ご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。 |